WEC世界耐久選手権は、4月20日に決勝レースが行われる開幕戦シルバーストン6時間の暫定エントリーリストを更新した。今回のリストでは、各クラスのドライバーラインナップが固まってきている。
トップクラスのLMP1クラスでは新たな車両規則が導入され、アウディ、トヨタに加えてポルシェも新たに参戦する今季のWEC。更新された開幕戦のエントリーリストでは、3メーカーのハイブリッド搭載車が争うLMP1-Hクラスや、プライベーターが激しいバトルを繰り広げるLMP2クラスには動きがなかったものの、LMP1-LクラスやLM-GTEプロクラスなどのドライバー陣が明らかとなっている。
ハイブリッド非搭載のプライベーターによって争われるLMP1-Lクラスでは、今季からMP1にステップアップしたロータスの9号車ロータスT129・AERから、クリスチャン・アルバース/トーマス・ホルツァーとともにジェームス・ロシターも参戦。
また、2台のローラB12/60・トヨタでエントリーしているレベリオン・レーシングは、今季から新たにチームに加入した昨年のGP2王者、ファビオ・ライマーを13号車のドライバーとして起用している。
LM-GTEプロクラスでは、AFコルセの51号車フェラーリ458イタリアをジャンマリア・ブルーニ/トニ・バイランダー組がドライブ。また、71号車フェラーリではダビデ・リゴンと、今季からチームに加入したジェイムズ・カラドが組んでいる。
ポルシェ・チーム・マンタイは2台ともに3名のドライバーをラインナップ。フレデリック・マコウィッキは、公式テストと同じくマルコ・ホルツァー/リチャード・リエツと組む形で92号車ポルシェ911 RSRのドライバーとして名を連ねた。アストンマーチン・レーシング(AMR)のラインナップは、前回から変更されていない。
またLM-GTEアマクラスでは、AFコルセの81号車フェラーリの3人目のドライバーとして、昨年GP2ランキング2位のサム・バードも起用されている。