WRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2025』は11月8日に競技3日目を迎えた。日本人ドライバーである勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は午後のSS11笠置山でマシンにダメージを負い、優勝争いから一転してクラス8番手に後退してしまった。

 現在、WRCで日本人唯一の最高峰クラスドライバーとして戦っている勝田。今年のラリージャパン2025は4度目の母国凱旋となり、初日シェイクダウンで幸先良い2番手タイムを記録すると、デイ1を首位のセバスチャン・オジエから1.7秒差の3番手で終えた。

 翌日も好調をキープし総合3番手で2日目を終えた勝田。迎えた3日目も上位タイムを記録し続け、SS10終了時点で首位のオジエから5.2秒差の3番手で、母国ラリージャパンでの自身初優勝も射程圏内だった。しかし、午後最初の走行となるSS11笠置山内に設けられた駐車場特設区間でバリアにマシンをヒットさせてしまった。

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