勝田範彦/石田裕一組の全日本ラリー選手権タイトルが決定!(JN6クラス)

 全日本ラリー選手権のトップカテゴリー、JN6クラスは、スバルWRX STIをドライブする勝田範彦/石田裕一組が、今季4勝目を決めて、全日本ラリー選手権チャンピオンに輝いた。

 ラリーは波乱の幕開けとなった。勝田/石田組とタイトルを争っていた奴田原文雄/佐藤忠宜組(三菱ランサーエボリューションⅩ)が、SS2のスタートから2.3km地点の右コーナーでコースから外れ、立木に衝突してリタイアしてしまう。

 ライバルがいなくなった勝田/石田組は、新井/田中組(スバルWRX STI)を従えてトップを快走。

  2日目のSS12ではマシンの後部をヒットさせ、ヒヤリとする瞬間もあったが、サービスパークでマシンを修復。

序盤から圧倒的な速さを見せチャンピオンを獲得した勝田範彦/石田裕一組のスバルWRX STI
序盤から圧倒的な速さを見せチャンピオンを獲得した勝田範彦/石田裕一組のスバルWRX STI

 勝田/石田組は残されたステージも完璧なペースで走行し、2位の新井/田中組に22.5秒差をつけて、第3戦若狭ラリー以来となる勝利を手にした。3位には今シーズン初の表彰台となる、徳尾慶太郎/枝光展義組(三菱ランサーエボリューションⅩ)が入っている。

 厳しいタイトル争いを制し、3年ぶり7度目の全日本タイトルを手にした勝田選手は「最後までちゃんと走りきれるのかな…と心配になることもありましたが、フィニッシュできてホッとしています。久々の全日本タイトルですし、本当に嬉しいです」と、喜びを語った。

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