7日間にわたるラリーを戦い追えたチーム三菱ラリーアートの増岡浩総監督は、出場した新型トライトン3台全車が無事にラリー完走したことを受け、ミツビシのクルマづくりの方向性が間違っていなことを確信したという。
「雨季にもかかわらず雨がほとんど降らない夏の強烈な暑さに加え、近年稀に見る悪路が続くなかをハイスピードで駆け抜ける過酷なコース設定でした」と今大会を振り返った増岡総監督。
「我々は発表したばかりの新型トライトンで、短期間でラリーカーを製作しましたが、随所でそのパフォーマンスを発揮することができ、総合3位となりました。残念ながら2連覇はなりませんでしたが、ほぼ量産車と同じ仕様で、市販車の部品を使って参戦し、1台も欠くことなく3台すべてが完走でき、私たちのクルマづくりの方向性は間違っていないと確信できました」
「また、ラリーカーとしてどう戦闘力を上げていくかという課題や、市販車にもフィードバックすべき技術的な情報も得ることができ、大変有意義な大会となりました。協賛各社様からの多大なるご支援、世界各地のファンのみなさまからの熱いご声援、本当にありがとうございました」

■AXCRアジアクロスカントリーラリー2023総合結果
| Pos. | No. | Driver | Car | Gap |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 105 | 青木拓磨(日本) | トヨタ・フォーチュナー | 11h46’22 |
| 2 | 121 | トゥバグス・モレンシャディ(インドネシア) | トヨタ・フォーチュナー | +4’28 |
| 3 | 101 | チャヤポン・ヨーター(タイ) | ミツビシ・トライトン | +14’18 |
| 4 | 130 | ラズ・ハイマン(イスラエル) | シーガル | +1h24’18 |
| 5 | 123 | ピティポン・プロンチュティクン(タイ) | トヨタ・ハイラックスレボ | +1h44’37 |
| 6 | 111 | マナ・ポーンシリチャー(タイ) | トヨタ・ハイラックス | +1h47’03 |
| 8 | 112 | 田口勝彦(日本) | ミツビシ・トライトン | +2h03’09 |
| 32 | 106 | リファット・サンガー(インドネシア) | ミツビシ・トライトン | +18h36’07 |
