総合5番手で競技2日目を迎えたロバンペラは、デイ2オープニングのSS7でベストタイムを記録して総合4番手に浮上した。しかし、エバンスと同じようにタイヤの摩耗が予想以上に進み、続くSS8で5番手に逆戻り。続くSS9でも完全摩耗によってスピードを発揮できず大きくタイムを失った。午後の再走ステージでは1本目のSS10でベストタイムを刻んだものの順位は変わらず、総合5番手でデイ2を走破した。
デイ1で総合6番手につけた勝田は、出走順が3番手とやや不利な条件での走行となり、またチームメイトと同様にタイヤの摩耗に苦労しながらも、総合6番手のポジションを守りデイ3に駒を進めている。
「我々にとっては厳しい一日だった。多くのデータに基づいてタイヤを選択しているが、今回に関しては残念ながら路面コンディションの見込みが甘かったと言える」と語るのはチーム代表のヤリ-マティ・ラトバラ。
「ステージの荒れ具合には誰もが驚いたと思う。それでも、今年はこれまで70回以上もタイヤ選択を行ってきて、そのほとんどが成功していた。今日はそれがうまくいかなかったので、そこから学び今後に向けて正しい計算を行う必要があると考えている」
「今日の午後、エルフィン(・エバンス)はティエリー(・ヌービル)といい戦いをした。だから、新しいステージが控えている明日は、挽回して表彰台を獲得してもらいたいと思っている」
その競技最終日は、サービスパークの東側エリアに設定された2本の新ステージを、ミッドデイサービスを挟んで各2回走行する。最終SS16は、ステージトップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーに、ボーナスポイントが付与されるパワーステージだ。SS13~16の合計距離は54.12km、リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は198.91kmとなっている。