WMSCの事前会合に参加したバセロンは「LMP1規定の変更は明らかに”ロードカー・ルック”の方向に向いている」と、議論の進展に前向きな展望を示した。

「その方向性はLMP1の未来に勢いを与え、新たなマニュファクチャラーの関心を呼び込むことになる。来季、少なくとも(トヨタ以外に)1社が残れば成功。そして市販車ルックの採用が確定すれば、3社以上が参戦する可能性すらあるだろう」とバセロン。

「現在の標準的なLMP1マシンでは、視覚的にメーカーの識別が難しく、マニュファクチャラーの参戦意義が見出しにくい状態であるのは事実だからね。IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップのデイトナ・プロト(DPi)車両のようなレベルか、さらにそれ以上に市販車両を模したものとするのか、細部はまだこれからになるだろう」

 また、この事前会合にはマクラーレン、そしてポルシェのボードメンバーも参加したと言われており、2017年限りでLMP1のワークス活動から撤退したポルシェは、ハイブリッド機構を含むLMP1向けエンジン開発を継続しているとの噂が根強く、今回の“プライベーターへの供給可能”という規定と、将来の市販ルック導入に合わせて、異なる形で耐久シリーズに“復帰”する道を模索しているとも考えられる。

 その他、すでに2018/19年”スーパーシーズン”のLMP1に向け参戦を表明しているロシアのBRエンジニアリング(SMPレーシング)のようなプライベーターは今後も続々と姿を表すとみられ、すでにプロジェクトを発表しているジネッタは、年明けのイギリス・バーミンガム、オートスポーツ・インターナショナル・ショーでニューマシンをラウンチ。さらに2017年にLMP2に転向したレベリオン・レーシングも、LMP1戦線に復帰することを検討している。

引き続きWEC参戦の可能性が高いトヨタだが、その体制がどうなるかは未だ未知数だ

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