一方、予選3番手からスタートした55号車マツダはレース序盤、総合3番手を争うなかでアキュラ・チーム・ペンスキーの7号車アキュラARX-05と接触してしまう。このアクシデントで7号車アキュラはクラッシュ、55号車にはドライブスルーペナルティが課せられることになった。
 
 順位を下げた55号車だったが幸いにも接触によるダメージは小さく、その後は追い上げをみせ上位争いに食い込んでいく。しかし、レース終盤になると排気系トラブルに見舞われペースダウンを余儀なくされてしまう。最後はトップグループから完全に置いていかれてしまったものの、24時間で824周をラップし総合6位でフィニッシュを迎えている。

「今日という日は、マツダにとって素晴らしい1日となった。この伝統のデイトナ24時間レースで2台とも入賞し、1台はポディウムフィニッシュだったからね」と語るのは、55号車に乗り込むベテランドライバーのボマリートだ。

 マツダUSAモータースポーツを率いるネルソン・コスグローブも「77号車の2位表彰台および55号車との2台入賞の結果は、とても素晴らしい成果だ」とチームの戦いを評価する。
 
「今季の我々の目標のひとつがIMSA耐久レースのひとつで優勝することなので、今回はあと少しだったがオフシーズンの間に我々のレースカーを鍛え上げた甲斐があったと考えている」

「このレースは、どのチームも完全無欠というわけには行かなかった。しかし、少なくとも私たちのチームは逆境に耐え、戦い続けた。とても素晴らしいことであり、私は心からこのチームを誇らしく思う」

 惜しくも準優勝という結果になった77号車のジャービスは、今回の2位は勝利と同等のものに思えると述べた。

「この結果は、大きな進歩だ。マツダにとっても、エンジニアやクルーたちにとっても報われる日になったと思うよ」とジャービス。

「あとわずかのところで勝利には届かなかったけれど、この2年間の進化スピードを考えれば、この結果は勝利と同等のように感じる」

「また、これだけは言える。僕たちのクルマは最後まで最高のパフォーマンスを発揮してくれた、と。この耐久性と信頼性をもってすれば、シリーズチャンピオンを狙える資格があると言えるだろう」

 2台が揃って24時間レースで完走を果たし、確実に信頼性が向上したことを示したマツダチーム・ヨースト。彼らが次に逢えるISMAウェザーテック・スポーツカー選手権の次戦第2戦は3月18~21日に、セブリング・インターナショナル・レースウェイで行われるセブリング12時間レースだ。

軽微なトラブルを抱えながら総合6位入賞を果たしたマツダチーム・ヨーストの55号車マツダRT24ーP
軽微なトラブルを抱えながら総合6位入賞を果たしたマツダチーム・ヨーストの55号車マツダRT24ーP
2020年のデイトナ24時間レースでは優勝車の周回数記録が従来の808周から833周に大幅更新された。総合2位となった77号車マツダも同一周回数をラップしている。
2020年のデイトナ24時間レースでは優勝車の周回数記録が従来の808周から833周に大幅更新された。総合2位となった77号車マツダも同一周回数をラップしている。

本日のレースクイーン

川田明日未かわだあすみ
2026年 / スーパーGT
WinG
  • auto sport ch by autosport web

    20歳でスーパーGTの最高峰に挑む“新人”小林利徠斗に迫った『FORMATION LAP』2026年第1弾が6月5日に公開

    ふつうとちょっとズレてる──20歳で最高峰に挑む新人ドライバー【FORMATION LAP Produced by auto sport】2026 Episode 1

  • auto sport

    auto sport 2026年8月号 No.1622

    [特集]│多│角│検│証│
    なぜ、日本人はF1で勝てないのか?
    いつか夢を実現するために過去から学ぶ

  • asweb shop

    掘り出し物満載の特別企画『モデルカー祭り!』がautosport web shopで開催中。6月25日まで

    レア物や特別価格商品が満載!
    6月25日まで