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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2021.02.10 10:45
更新日: 2021.02.10 10:49

トヨタ所属ドライバーを検討も採用せず。プジョー首脳が明かすLMHドライバー選定の理由

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ル・マン/WEC | トヨタ所属ドライバーを検討も採用せず。プジョー首脳が明かすLMHドライバー選定の理由

 来年のWECデビューが確定したマグヌッセンは、シリーズおよびル・マンへの適合を促進させるため、周囲にいるスポーツカーのレギュラードライバーたちから学ぶことの重要性を強調した。

「チームには多くの経験者がいる」とマグヌッセン。

「ル・マンは初めてのことだし、僕は確かにたくさんのことを学ぶつもりでいる。初めての場所に行くときは、急激な学習曲線を描くことになる」

「でも、それを楽しみにしているよ。チームとチームメイトは、僕にとって有益なすべての専門知識を持っている。いまはまだ、プロジェクトは始まったばかりの段階だと思う」

「チームメイトたちについてもっとよく知ることを、楽しみにしている。彼らのうち何人かは、レースをしたこともある。会ったことがある人もいれば、会ったことがない人もいる。プログラムをスタートさせるときを、楽しみにしているよ」

2021年はIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のDPiクラスに、チップ・ガナッシのキャデラックDPi-V.Rでフル参戦するマグヌッセン
2021年はIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のDPiクラスに、チップ・ガナッシのキャデラックDPi-V.Rでフル参戦するマグヌッセン

 フィノーはまた、現在トヨタLMHをドライブすることが確定している複数のドライバーの採用をプジョーが検討したものの、最終的にはLMP1ハイブリッドの経験が少ないラインアップに落ち着いたことを示唆した。

 2011年を最後にプジョーは耐久レースに参戦しておらず、彼らはラインアップをゼロから構築する必要があった。

 これは今季新たなLMHカーであるGR010ハイブリッドで新時代へとデビューするトヨタが、LMP1時代からの6人全員のドライバーを維持する選択をしたのとは対照的だ。

 トヨタのドライバーとの交渉について聞かれたフィノーは、「そのようなドライバーたちとはいくつかの機会があったが、彼らの期待と我々の期待は一致しなかった」と答えた。

「現状のラインアップが、我々にとってベストであると判断した」

 フィノーはまた、最終的なクルーを決定する際に、DSテチーターのフォーミュラEドライバーを受け入れる枠は1つしかなく、そこにベルニュが加わったため、もうひとりのFEドライバーであるアントニオ・フェリックス・ダ・コスタは今回のラインアップの発表において言及されていない、と付け加えた。

 DSのふたりのFEドライバーはいずれも近年、 LMP2の経験を持つ。FEチャンピオンのダ・コスタは昨シーズンのWECでJOTAをドライブし、ベルニュはELMSでGドライブ・レーシングのラインアップに加わっている。

「フォーミュラE、そしてプジョー・スポールのWECプログラムは、同じプライオリティだ」とフィノー。

「一部のドライバーは、すでに異なるマニュファクチャラーから両方のカテゴリーに参戦している。したがって、それは実現可能だ」

「(WECのドライバーラインアップに)ひとりのFEドライバーを入れることは合理的だ。ふたり入れるのはマネージメントが難しいだろう」


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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