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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2021.05.02 11:35
更新日: 2021.05.02 12:14

トヨタ、ハイパーカー時代初レースを8号車が制す「一筋縄ではいかない戦いだった」と中嶋一貴/WECスパ

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ル・マン/WEC | トヨタ、ハイパーカー時代初レースを8号車が制す「一筋縄ではいかない戦いだった」と中嶋一貴/WECスパ

「TOYOTA GAZOO Racingのハイパーカーでの最初のレースで勝てたことを誇りに思います。なかなか一筋縄ではいかないレースでしたが、ドライバーとしてやるべきことをこなしました」と語るのは、8号車をドライブした一貴。

「我々はチームとして決勝レースで本当に良い仕事ができたと感じています。チームとすべてのクルーとともにこの勝利を祝いたいと思います」

 7号車の可夢偉は「スタートは良かったのですが、厳しいレースになってしまいました」とコメント。

「コースアウトした際、タイヤをロックさせてしまいましたが、車両を何かにヒットさせることは避けられました」

「不運にもこの時にグラベル上で動けなくなってしまい、レスキューカーにコースに戻してもらうまで待たなければなりませんでした。それまで僕たちのペースは良く、充分に勝利を狙える位置にいただけに残念です」

1位と3位表彰台を獲得したTGRのドライバーたち。左からセバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー、マイク・コンウェイ、ホセ-マリア・ロペス、小林可夢偉
1位と3位表彰台を獲得したTGRのドライバーたち。左からセバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー、マイク・コンウェイ、ホセ-マリア・ロペス、小林可夢偉

 TOYOTA GAZOO Racing WECチームを率いる村田久武代表は、開幕戦が「チームにとって予測のできないドラマチックな展開」になったと述べた。

「(コロナ禍の影響で)世界的に大変な時期にもかかわらず安全にレースできる機会を与えてくれたWECとレース主催者に感謝いたします。我々はいくつかの難しい問題に直面しましたが、メカニック、エンジニア、またドライバーたちの大変な努力のおかげで、表彰台の中央で耐久レースの新時代を迎えることができました」

「レースウイーク中も困難な状況が多数ありましたが、チームは決してあきらめない姿勢を貫きました。実際に可夢偉は、コースを外れ、グラベルにスタックしてしまった後も、わずか数周でトップ車両を追い抜き、この姿勢を体現してくれました」

「今日のレースは、我々の次世代レーシングハイブリッド技術の力強いスタートになりましたが、引き続きGR010ハイブリッドの改善を続け、学び続けていきます」

「今回のスパは、決して順風満帆なレースウイークではありませんでした。ただ、改善すべき点を浮き彫りにできたので次戦前、とくにル・マンの前までにしっかり対応をしていきます」

 歴史的なスパ・ラウンドで2台揃っての表彰台獲得を果たしたトヨタが迎える次戦WEC第2戦ポルティマオ8時間レースは6月11~13日、ポルトガルのアルガルベ・サーキットで行われる。

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 WEC第1戦スパ・フランコルシャン6時間レースを戦い終えたTOYOTA GAZOO Racingドライバーのコメントは以下のとおりだ。

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