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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2021.08.22 06:05
更新日: 2021.08.22 06:49

日没後の雨でクラッシュ続出。トヨタがワン・ツー形成/ル・マン24時間決勝6時間後

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ル・マン/WEC | 日没後の雨でクラッシュ続出。トヨタがワン・ツー形成/ル・マン24時間決勝6時間後

 レースが始まって5時間を過ぎサーキットが暗闇に包まれるなか、トラックにふたたび強めの雨が落ち始める。雨は瞬く間に路面を濡らし、この影響で同時多発的にアクシデントが発生する。

 ポルシェカーブ手前では、他車と接触して止まった1号車オレカ07・ギブソン(リシャール・ミル・レーシング)に74号車リジェJS P217・ギブソン(レーシングチーム・インディア・ユーラシア)が突っ込むかたちでクラッシュした。また、ダンロップ・シケインでは雨によって止まりきれずグラベルを突っ切ってきた32号車オレカ07が、シケインを通過しようとした23号車オレカ07に激突。ユナイテッド・オートスポーツの2台がともにダメージを負うこととなってしまった。これらのアクシデントを受け、レースは2度目のセーフティカーが導入されている。

 スタートから5時間38分、クラッシュの処理が終わりレースが再開される。この頃には雨が弱まっていたが、それからまもなくしてふたたび雨脚が強まった。
 
 そんななかルーティンのピットタイミングを迎えたハイパーカークラスの各車は、インターミディエイトタイヤに交換してコースに出ていく。6時間を迎える直前には短時間のフルコースイエローも入ったレースだが、上位陣の順位は変わらず。首位は可夢偉からロペスに交代した7号車トヨタ、総合2番手がハートレーの8号車トヨタだ。両者の差は1分24秒。総合3番手に1ラップダウンとなった36号車アルピーヌがつけ、さらに1周遅れて708号車グリッケンハウスが4番手が続いている。僚友709号車は3ラップダウンの総合11番手だ。
 
 LMP2クラスではJOTAの38号車オレカ07がスタートから首位を守っていたが、アンソニー・デビッドソンが乗車中の2時間40分過ぎに、スピン車両を避けて1コーナーでコースを外れたところ、アウト側のグラベルにスタックしてしまい順位を落とす。

 その後はJOTAのもう1台である28号車オレカ07やGドライブ・レーシング26号車アウルス01などがトップを争い、6時間経過時点ではチームWRTの41号車オレカ01(ロバート・クビサ/ルイス・デレトラズ/イーフェイ・イェ組)がクラストップに立っている。

 LMGTEプロクラスは序盤にワン・ツーを形成したAFコルセがレースをリードし続け、現在は51号車フェラーリ488 GTE Evo(アレッサンドロ・ピエール・グイディ/ジェームス・カラド/コム・レドガー組)が僚友52号車フェラーリを16秒ほどリード中だ。クラス3番手の63号車シボレー・コルベットC8.Rはトップから18秒差。
 
 LMGTEアマはTFスポーツ33号車アストンマーティン・バンテージAMRがクラス首位に浮上しており、これにAFコルセの83号車フェラーリ488 GTE Evoが続く。3番手は木村武史も乗り込むケッセル・レーシング57号車フェラーリ488 GTE Evoだ。

 星野敏/藤井誠暢/アンドリュー・ワトソン組777号車アストンマーティン・バンテージAMR(Dステーション・レーシング)は、クラス首位から2周遅れのクラス13番手を走行中。特別枠から参戦する青木拓磨組84号車オレカ07(アソシエーションSRT41)は、青木のスティントでスピンが見られたが総合55番手で走行を続けている。

インディアナポリスでクラッシュした98号車アストンマーティン・バンテージAMR
インディアナポリスでクラッシュした98号車アストンマーティン・バンテージAMR

ケッセル・レーシングの57号車フェラーリ488 GTE Evo
ケッセル・レーシングの57号車フェラーリ488 GTE Evo
AFコルセの51号車フェラーリ488 GTE Evo
AFコルセの51号車フェラーリ488 GTE Evo


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