4月9日に行われたIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第3戦ロングビーチの決勝レース中に珍しい事件が起きた。それはスタートから40分を迎える直前にピットレーンで発生。ピットインした3号車シボレー・コルベットC8.R GTD(コルベット・レーシング)の右フロントタイヤから外れたナットが宙を舞い、さながら砲丸のように同じくピット作業中だった9号車ポルシェ911 GT3 Rを襲ったのだ。

 ポルシェのボンネットカバーに“着弾”したホイールナットはアウトレットを経てボンネット内部に落下。パフ・モータースポーツ9号車のラジエーター穴を開けた。この影響で、3号車コルベットとクラス優勝を争っていた9号車ポルシェは戦線離脱することに。また、コルベットにも「機器の制御を失った」として、ドライブスルーペナルティが課されている。

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