4月20日、モビリティリゾートもてぎ。自身3度目のポールポジションから全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦の決勝をスタートさせた山下健太(KONDO RACING)は、1周目で導入されたセーフティカー(SC)のタイミングで首位のままピットレーンへと飛び込み、タイヤ交換義務を済ませた。
しかし、作業を終えてピットから出てきた山下の3号車は、SCの隊列にも追いつけないほどのスロー走行となり、周囲のマシンに抜かれていく。右リヤタイヤが正しく装着されていなかったのだ。ようやく1周して再びピットレーンに向けてステアリングを切ったところで、タイヤは脱落。山下は3輪走行で自ピットにたどりつき、タイヤを装着した後にレースに復帰したが、優勝はおろか上位進出のチャンスも潰えることとなった。