フェラーリが採用した小径ターボという選択は、2026年のF1における技術バランスの中心に位置している。彼らは、スタート直後の優位性と高速域での制約のトレードオフに直面している。
2026年技術規則の根幹にあるのは、2014年に導入されたハイブリッドPUの最重要要素だったMGU-Hの廃止だ。これまでターボシャフトに取り付けられていたこの電動機は、ターボの回転を加速させてレスポンス遅れを解消すると同時に、回転を制御しながらエネルギー回収も行っていた。そのため、ターボサイズの選択は比較的二次的な問題に過ぎなかった。
