「情報の流れに透明性が加わり、全員が仕事をしやすくなった。たとえばタイヤがどのように使用されていたのか、詳細な情報が見られるようになった。これが以前はなかったため、難しかった。しかしFIA、FOMと結んだ契約では、おもにテストで必要な情報が与えられることになっている。これで我々は求められるものを届けることができる。F1でテストを妨害されていたのは我々だけだったんだ」
「わかりやすく例を挙げると、市販車ではクライアントとともに2、3年に渡って20〜25回ほどのテストを行う。普通の道路を走る普通の自動車でのテストだ。F1では最大限のパフォーマンスを発揮しなければならないにもかかわらず、テストは許可されていなかった。やっと普通の状態に戻ったということだ。正しい情報の流れを把握できるようになれば、力を発揮できる」
今年の初めにミラノにある本社で行われたような、ドライバーとの定例会議を持つようになったこともピレリの助けになっているとプロベラは主張する。
「我々にとっても、ドライバーにとっても助けになった。ドライバーとも正しい情報の交換ができる。以前は彼らと直接話をすることはできなかったが、チームとの合意の末、定期的にドライバーと会って何が起きているかを説明できるようになった。そういう部分でも前進があり、ミーティングの開催は非常に前向きなことだ」
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