パストール・マルドナドは、アイオワ・スピードウェイで開催されたインディカー・シリーズ第11戦を視察し、インディカーに強い関心を示しているが、あくまで来年のF1復帰を優先していることを明かした。KVSHレーシングのゲストとして招かれたマルドナドは、インディカーとF1の違いを語った。

「(インディカーは)数年前に見た時から大きく変化していた。すごく興味深いよ。チーム間のレベルも非常に高いし、観客を楽しませることに力を入れている。チームやマシンを身近に感じられる点は、F1とは違った光景だね」

 財政難からセバスチャン・ボーデの一台のみの参戦となっているKVSHのオーナーのケビン・カルコーベンは、マルドナドがウイリアムズに在籍していた時に自身のチームに招き入れようとしていたことを打ち明けた。

「みんなが聞きたくないであろう真実を教えよう。アダム・パーがウイリアムズの会長だった時に、コスワースの私がいる部署までわざわざやってきてこう言ったんだ。『パストール(マルドナド)がマイアミにいる。彼を君のもとで走らせてみないか?』とね。これを大事だと騒ぐのは自由だが、本当にうんざりな話だよ」と真実を明かした。

 アイオワのショートオーバルを見て「強烈だ」と印象を語ったマルドナドは、インディカー参戦が自身の長期的プランに入っていることを認めた。

「いつかインディカーに参戦するとなると、僕のキャリアは鮮やかなものになるね。15年もの間、僕はF1を愛し続けてヨーロッパのトップレベルで走ってきたんだ。たくさんあるシナリオの中から、どれを開けるはまだわからない」

「F1復帰に向けて動いているが、(ヨーロッパは)経済的に不安定な日々が続いていて、それがチーム間の激しいレベルの差を生んでしまっている。復帰するなら常にポイント争いができるチームがいいね。F1でいいシートを見つけられなかったら、インディカー参戦もオプションとして検討するよ」

 マルドナドとF1で争っていたマックス・チルトンは、今年からチップ・ガナッシ・レーシングよりインディカー・シリーズに参戦している。チルトンはマルドナドのインディカー参戦を、彼にとって好都合だと語った。

「インディカーはF1と同レベルの競争があり、高いレベルのドライバーが揃っている。走る側にとって魅力的なレースだということをパストールに伝える予定だよ。インディカーは彼にピッタリだと思うな」

 インディアナポリス500の優勝者でありマノー・レーシングのリザーブドライバーでもあるアレクサンダー・ロッシもマルドナド参戦の噂を支持した。

「(インディカーは)素晴らしいチャンピオンシップであり、多くのドライバーに関心を持たれている。彼が来たらインディカーにとって良いことだと思う」

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