何か変わったことが起こらなければ、今シーズンにトヨタはWECのすべてのレースで優勝するはずだ。しかしひとつのチームがあまりに圧倒的な優位に立っていると、新たな問題が生まれる。

 たとえば、セーフティカーの後で、アロンソは小林に対して非常に激しいディフェンスをしていた。あれはチームに許可されていたのだろうか? それともアロンソは少し“やりすぎて”いたのだろうか? それが何であれ、そして偶然かもしれないが、可夢偉は表彰台に立たなかった。

 表向きには、チームは可夢偉がエンジニアたちと話をしていたため、表彰式の開始に2分遅れたのだと言っている。奇妙な話だ。レース後、私はトヨタのチーム内部で起きたことを正確に知りたかったが、完全に信用できる情報がほとんどないことは分かっていた。だから私ははっきりと明確な結論を出せていない。

 しかしそれでも、レース中、そしてレース後の可夢偉の表彰台不参加など、週末の一連の出来事を見れば、チームの内部で何かが噴出していることは極めて明らかだろう。

 6人のドライバーたちは、6月にはル・マンでトヨタから初勝利を飾るドライバーになる歴史的なチャンスが訪れることを知っている。そのチャンスを諦めようとする者などひとりもいない。

 勝利を掴むのは7号車か、8号車か? ル・マンは独特なコースで、さまざまなことが起こり得る。そして、2012年にWECが再開して以来ずっと、スパ・フランコルシャンで優勝したマシンはル・マンでは優勝できていない。

 トヨタはマシンとチームの管理に長けている。次のステップはドライバーを管理することだろう。それは、これまでで最大の課題になるかもしれない。それにしても、アロンソがレースに出るチームでは、なぜいつも何かしら物議が醸されるのだろう?

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有栖未桜ありすみお
2026年 / スーパー耐久
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