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F1 ニュース

投稿日: 2019.03.13 12:23

スペイン人ライターのF1便り:プレシーズンテストで見えたトップ3チームと中団勢の実力差

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F1 | スペイン人ライターのF1便り:プレシーズンテストで見えたトップ3チームと中団勢の実力差

 たとえば、レースシミュレーションを行なっているマシンは、20周の走行のうち3周目でベストタイムを出し得る。そのマシンは少なくとも20周を走行するのに必要な燃料は積んでいたわけだ。しかし余分のウェイトを積んでいた可能性もある……

 燃料は複雑な問題だ。特に積載量が少なかったと思われるチームについては断言するのは難しい。フェラーリ、メルセデス、ルノー、マクラーレン、レーシングポイント、ウイリアムズは、決められたラップタイムを出した後、すぐにガレージに戻っていた。

 つまり彼らはほとんど予選シミュレーションのように、ごく少量の燃料を搭載していたと見られる。だがもし、メルセデスが余分な燃料を積んで予選シミュレーションを行なっていたとしたらどうだろう?理論的には、十分にあり得ることだ。

 実際のところ、おそらくそうだったのだと思う。データをみる限り、現在フェラーリが明らかに最速であることは否定できない。しかしメルセデスがある程度ペースを加減していたと見ることもできる。彼らはオーストラリアで優勝するのに十分な力があるのだろうか?

2019年F1バルセロナテスト1回目 ロマン・グロージャン ハースVF-19
2019年F1バルセロナテスト1回目 ロマン・グロージャン ハースVF-19

 他チームの状況も非常に異なっており、特にハースはプレシーズンテストにおける最大の謎だった。信頼性の面では芳しくなかったものの、彼らの理論上のラップタイムはほとんどレッドブルと同レベルだった。

 レッドブルについて言えば、極めて高い信頼性を見せており、プレシーズンテスト全体で非常に良い兆候を示していた。ホンダのエンジンはレッドブルにおいてもトロロッソにおいてもなんらトラブルはなく、両チームとも非常に強力に見えた。


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