ピエール・ガスリーやマックス・フェルスタッペンが2019年にタイトル争いすることは想像しにくいが、2019年にレッドブル・ホンダがレースで優勝することは大いにあり得るだろう。
最後に、アルファロメオが優れたペースを発揮するかどうかは確信がもてない。新車C38は優れていたようだし、テスト1週目の彼らの走りは素晴らしかったようだ。
だがテスト2週目ではすべての状況が少々難しいものになってしまった。それでも彼らはレーシングポイントとウイリアムズよりは優位にあるようにみえる。
レーシングポイントとウイリアムズにとって、2019年は苦しい戦いになるかもしれない。レーシングポイントは過去に、そしてウイリアムズは現在資金難にあるからだ。ウイリアムズはマシンが特に速いわけではない上に、スケジュールが遅れており、開幕前にはFIAからマシンの違法性も指摘されていることを考えると、2019年シーズンはポイントを獲得することにすら苦戦するかもしれない。
そういうわけで、バルセロナで見たことから私はいくつかの結論に達した。フェラーリとメルセデスは再度タイトル争いを継続することになるだろう。
レッドブルはコンディションが整えば、3番手につけ、時には優勝争いに絡むようになるかもしれない。彼らの後ろでは、トップ10内の残りの順位を賭け、その他の様々なチーム間で極めて激しい接戦が繰り広げられるだろう。
私はハースとルノーが有力だと見ている。マクラーレンは予想されていたよりも力がないように見える。
そして最終的にウイリアムズは、F1シリーズにおいて最下位になるのは明らかだろう。非常にエキサイティングなシーズンになることを心待ちにしているが、同時に私は、過去2年と似たようなシーズンになるのではないかと感じずにはいられない。そして私は心の中で思っている。「自分が間違えていますように!」と。