またリカルドはルノーのパワーユニットだけでなく、シャシー面についても称賛した。しかしそれでもルノーの弱点は、高いダウンフォースが必要なコースだという。
「たしかに、僕たちのパッケージは(低ダウンフォースの)このような(スパやモンツァなどの)コースで素晴らしいものだ」とリカルドは話した。
「だから(高いダウンフォースが要求される次戦の)シンガポールGPに臨むにあたって、学べることはたくさんあるし、そこから取り入れられるものがある。僕たちがこうした高速で流れるようなセクションで強さが出せることは間違いないだろう」
「でもそれは低速でパフォーマンスが出せないということではない。だからいくつか課題に取り組むことになる。願わくばこの結果がエンストンのスタッフをも勇気付けるものであってほしいし、前にも言ったようにヴィリーのスタッフにとっても特にそうであってほしい」
つまり、このようなレース結果のために、リカルドはルノーと契約をしたのだろうか? そう問われたリカルドは、「そうだね」と答えた。
「カナダはまだシーズン序盤で、この2度目の大きな結果を出すには少し時間が必要だった。こういう結果だと気分がいいね。もちろん表彰台を獲得したわけではないし、シャンパンもないけれど、この結果には大きな自己達成感があるよ」
「誰もが必死に仕事をした。僕たちは本当にこの結果にふさわしいと感じている」
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