2019年F1第16戦ロシアGPは、メルセデスのルイス・ハミルトンが逆転優勝を果たした。一方で優勢と思われたフェラーリはシャルル・ルクレール3位、セバスチャン・ベッテルはリタイアという結果に。F1ジャーナリストの今宮純氏が週末のロシアGPを振り返る。
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ロシアGPはフェラーリにとってまるで坂道を滑り落ちていくようなレースだった。4戦連続ポールシッターのルクレールだが、終わってみれば表彰台の片隅でひとりで立っていた。ほぼレース半分の25周をリードしたベッテルは15コーナーで消えた。