今年はF1日本GPが中止になってしまい、驚きました。というのも、それまで日本GPの開催が危ぶまれているという話はまったく聞いていなかったからです。

 輸送の関係もあって、フライアウェイのレースについてはどれくらい早めに準備をしなければいけないのかを確認しようとF1側に問い合わせていたのですが、日本GPの中止が発表される2週間ほど前に「アゼルバイジャンとシンガポール、日本に行くことはない」と連絡をうけました。

 早い段階からシンガポールGPがなさそうだというのはわかっていましたが、日本GPだけは日程をずらす可能性があること以外に何も話を聞いていなかったので、本当にびっくりしました。

2019年F1第17戦日本GP日曜 ロマン・グロージャン(ハース)
2019年F1第17戦日本GP日曜 ロマン・グロージャン(ハース)

 7月の開幕から3連戦というスケジュールが決まりましたが、連戦の間はイギリスに帰れません。また当然ですが、現地ではホテルとサーキット以外の場所に行くことも禁止です。僕たちが泊まるオーストリアのホテルにはジムはありませんが、ジムのあるホテルに宿泊しても使用できないので、いつものように自転車を持って行くつもりでいます。

 ロマン(グロージャン)とケビン(マグヌッセン)のふたりも元気そうです。ロマンはeスポーツのチームを作ってレースに出たり、自転車でかなり走り込んでいました。ケビンはずっとゴーカートに乗っていて、「オレはプロのカート選手だ」なんて言っていました(笑)。

 昨年のオーストリアGPは、ウチが抱えていた問題を象徴するようなレースでした。予選ではケビンが5番手だったのに、レースでは10周もしないうちに最後尾辺りまで落ちてしまい、レースにならなかった。そのオーストリアが初戦というのは、個人的には良いことだと思っています。あのレースがどんなにひどかったかというのはチームの誰もが忘れていないし、否が応でも高い問題意識を持って臨めますからね。

 同じサーキットで2レース戦うということは、開幕戦で学んだこと、学べなかったことすべてが第2戦に繋がります。開幕戦のうちに第2戦を見据えて仕事をして、開幕戦が終わったら何ができたのか、逆にできなかったのか、そして何か見落とした点はないのかなどをきちんと把握して、第2戦でそれを実行するという、今までとは違うチャレンジになります。

 どういう結果になるのか、はっきり言ってあまり予測がつかないですし、2月のバルセロナテスト以降は4カ月もクルマを走らせていないので、ミスが出る可能性もあります。とにかく基本に忠実に、欲張らないで正確に一歩一歩やろうとチームのみんなには言っています。でも、ビデオ会議を通してでもみんながそれぞれ意識を高く持ってやっているというのが伝わってくるので、今は開幕戦が待ち遠しいです。

ロマン・グロージャン(ハース)&ケビン・マグヌッセン(ハース)
2020年F1開幕戦オーストラリアGP ロマン・グロージャン(ハース)&ケビン・マグヌッセン(ハース)
ケビン・マグヌッセン(ハース)
2020年F1第1回バルセロナテスト1日目 ケビン・マグヌッセン(ハース)

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