コース上では各車ともタイヤをいたわって最後まで保たせるため大きな動きはなし。首位フェルスタッペンは2番手ボッタスをじわじわと引き離して35周目には8秒、3番手ハミルトンは11秒までギャップが広がっていく。
39周目にリカルドがついにピットインしてミディアムに履き替え、ガスリーの前8番手でコースに復帰する。
メルセデスAMGはボッタスにプッシュの指示を出すが、ペースは上がらず。フェルスタッペンはさらにボッタスを引き離して45周目にはついにギャップが10秒を超えた。パワーユニットを抑えても構わないというフェルスタッペンに対し、チームはその必要はないと返す。
フェルスタッペンはそのままメルセデスAMG勢を寄せ付けることなくトップでチェッカードフラッグを受け、今季2勝目を挙げた。しかし16秒遅れでボッタスが2番手に入り、ドライバーズランキングは2位ボッタス、3位フェルスタッペンに変わりはなかった。
さらに4秒遅れで3位にハミルトンが入り、最後に猛追したアルボンは追い切れず4位フィニッシュ。5位ノリス、6位サインツJr.とマクラーレン勢が入り、コンストラクターズランキング3位を獲得。サインツJr.がドライバーズランキング6位となった。
レーシングポイントはストロールが9位フィニッシュするのがやっとだったがランキング4位を確保し、ルノーは7位リカルド、10位オコンとなりランキング5位。リカルドは最終ラップに1分40秒926を記録し、フェルスタッペンからファステストラップを奪った。アルファタウリ・ホンダ勢は8位ガスリー、11位クビアトという結果になった。