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F1 ニュース

投稿日: 2021.06.07 00:04
更新日: 2021.08.18 18:00

大波乱のレースでペレスがレッドブル移籍後初優勝。角田裕毅は自己最高7位に【決勝レポート/F1第6戦】

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F1 | 大波乱のレースでペレスがレッドブル移籍後初優勝。角田裕毅は自己最高7位に【決勝レポート/F1第6戦】

 レースは36周目に再開となり、ターン1の出口でベッテルがインからルクレールをパスし5番手に上がる。さらに37周目のメインストレートでガスリーまで抜いて4番手に浮上してみせた。中古のソフトに履き替えたアロンソも一気にポジションを上げて11番手に浮上し、ボッタスはライコネンにも抜かれて13番手まで後退し、続いてジョビナッツィにも抜かれてしまう。

 首位フェルスタッペンはタイヤをいたわりながらもファステストを連発して2番手ペレスとのギャップを生きに4秒以上に広げ、ペレスは3番手ハミルトンを巧みに抑える。

 角田はスタート直後のターン2で激しくロックしフラットスポットを作ってしまったルクレールを追いかけるが、後方からはノリスが右フロントのバイブレーションに苦しみながらも迫ってくる。

 終盤に向けて各車のリアタイヤの摩耗が進む中、46周目のメインストレートで首位フェルスタッペンの左リヤタイヤが突然バーストして激しくクラッシュ。これでセーフティカー導入となり、メインストレートにデブリが散乱したため各車がピットレーンをスルーする。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第6戦アゼルバイジャンGP 46周目のメインストレートで左リヤタイヤのバーストに見舞われたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

 レースは48周目に赤旗が提示され、各車がピットレーンに整列する。48周終了時点での順位で首位ペレス、2番手ハミルトン、3番手ベッテル、4番手ガスリー、5番手ルクレール、6番手角田、7番手ノリス、8番手サインツ、9番手リカルド、10番手アロンソというオーダーになった。

 34分間の中断の間に各車がソフトタイヤに交換し、レースは現地時間18時10分に再開となった。セーフティカー先導で各車がコースインしてフォーメーションラップ扱いの49周目を周回し、50周目にスタンディングスタートで残り2周のレースが再開された。

 ここでポールポジションについたペレスは加速が鈍くハミルトンがインに並びかけたものの、ブレーキングで止まりきれずターン1をオーバーシュートし最後尾へ。これでベッテルが2番手、ガスリーが3番手に上がり、スタート直後にノリスに抜かれた角田はターン5〜6でアロンソにも抜かれてしまう。ルクレールは3番手ガスリーに激しく仕掛けていくが51周目のメインストレート、そしてバックストレートでガスリーが守り切り、ルクレールにはノリスが仕掛けてくる。

 首位ペレスは後続を寄せ付けず2周を走り切ってトップでチェッカードフラッグを受け、レッドブル加入後の初表彰台にして今季初優勝、通算2勝目を飾った。2位には昨年トルコGP以来の表彰台となるベッテルがアストンマーティンに初表彰台をもたらし、3位にガスリー。4位ルクレール、5位ノリス、6位アロンソ、7位角田、8位サインツ、9位リカルド、10位ライコネン、ハミルトンは16位で無得点に終わった。

ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2021年F1第6戦アゼルバイジャンGP ターン1で止まり切れなかったルイス・ハミルトン(メルセデス)
セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第6戦アゼルバイジャンGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
2021年F1第6戦アゼルバイジャンGP セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
2021年F1第6戦アゼルバイジャンGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)


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