角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)が2021年F1第17戦アメリカGPで、10番手スタートから9位入賞を果たした。ただしその結果自体は、アルファタウリ・ホンダの本来の戦闘力からすれば順当なものだ。一方でレース中の角田は、この数カ月間見てきた姿とはまるで別人の、アグレッシブで自信に満ちたドライビングを披露していた。

 今回の舞台であるCOTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)は、F1ルーキーが簡単に攻略できるコースでは決してない。低中速から高速(複合)コーナー、2本のストレートが絶妙に配置され、アップダウンの大きさはスパ・フランコルシャン、鈴鹿サーキットに次ぐ。さらに路面のバンピーさは年々酷さを増し、ブレーキングで簡単にコントロールを乱してしまう。今年はそこに40度近い路面温度と、ときに強く吹く風も加わった。

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