「我々は最悪のシナリオを想定し、ハロを装着したシャシーを上下逆さまに置き、そのなかに(国際モータースポーツ安全研究機関のコンサルタントである)アンディー・メラーに入ってもらった。そしてフェルナンドのときと同じような状況で脱出するよう頼んだところ、驚いたことに彼は出てくることができたのだ」
「この例から、ハロを装着していてもドライバーのためのスペースを確保できることがわかったんだ」
「これをドライバーたちに示したとき、彼らはアンディーがマシンから出てくるのにかかった時間にはよい印象を抱かなかったようだが、ハロが導入される前に試乗し、そのトレーニングを受けることになる」
ハロプロジェクトが完了する中、デバイスが導入されるかそれとも別の道をたどるかはF1の上層部次第だとメキースは語った。
「我々は非常に多くのハロプロジェクトを完了している」
「ハロは我々の研究プロジェクトのひとつであり、最も力を注いだもののひとつだった」
「エンジニアリング作業に関しては完了していて、今後はF1の利害関係者、そしてドライバー、FIA、チームの間でハロがF1のために、そしてドライバーのために正しい選択なのか、もしくは我々は多少異なったものが必要なのかについて話し合いがもたれる」
「そのため、2018年に採用されるかどうかは目下検討中なんだ」
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