■低速セクションで輝くレッドブルと、マッサ率いる中団グループにも注目

 ダウンフォースを追求したレッドブルのマシンは、17年の規定変更によって期待されていたものの、現状はもうひとつに見える。マックス・フェルスタッペンのベストタイムは総合6位。低速シケインでの回頭性が素直で俊敏、エアロ効率が低下する低速エリアで特にポテンシャルを示していた。

マックス・フェルスタッペン(レッドブルRB13)
マックス・フェルスタッペン(レッドブルRB13)

 RB13はルノーPU(TAGホイヤー)の進化レベルに合わせ、パワー&トルクにシンクロさせた空力マッピングをつかむ、有意義なテストを過ごした。そこから進化するであろう開幕本番仕様を待ちたい。

 中間4チームの勢力、ウイリアムズ、トロロッソ、フォース・インディア、ルノーはベストタイムが拮抗。復帰したフェリペ・マッサがエースドライバーとして、かつてのミハエル・シューマッハーのように頼られ、元気なのは大いにけっこう。18歳の新人、“お坊ちゃま”ランス・ストロールもクラッシュの痛みから学び、失った走行距離をカバー。テスト最終日に132周をこなした。

 現時点では、ウイリアムズのマッサが中団グループの先頭にいるとみていい。ルノーPUに変わったトロロッソはマイナートラブルがあったものの、カルロス・サインツJr.が総合7番手タイムで、ルノーとフォース・インディアに対し先行。開幕序盤戦はこの集団のドライバーズ・バトルが見どころになるだろう。

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