8月2日(日)、フィンランドで開催された2026年WRC世界ラリー選手権第10戦『ラリー・フィンランド』の競技最終日が行われ、TGR-WRT2のサミ・パヤリ/マルコ・サルミネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)がWRC初優勝を飾った。フィンランド人ドライバーによるWRC通算200勝という歴史的記録も同時に打ち立てられた。

 パヤリの優勝(25pt)に加え、オリバー・ソルベルグが2位(17pt)、エルフィン・エバンスが3位(15pt)、アドリアン・フルモーが4位(12pt)とトヨタ勢とヒョンデ勢で上位5位を固めた。マニュファクチャラーズ選手権では、トヨタがヒョンデに対するリードをさらに拡大し、第10戦終了時点で514ポイント対340ポイントの174ポイント差を築いている。次戦パラグアイではタイトル確定のチャンスを迎える。

 ドライバーズ選手権では首位エバンスが今大会3位フィニッシュでポイントを積み増し、合計201ポイントとした。注目すべきはパヤリの急浮上だ。今大会優勝によりスーパーサンデーやパワーステージのボーナス点も含めて27ポイントを獲得したパヤリが171ポイントに達し、前戦まで2位にいた勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)を逆転して選手権2位に浮上した。勝田は今大会6位(8pt)の160ポイントでランキング3位となっている。

 ソルベルグは今大会で2位フィニッシュに加えスーパーサンデー最速でボーナスポイントも獲得し、計26ポイントを叩き出して156ポイントに伸ばした。前戦5位だったセバスチャン・オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1)が今大会でリタイアを喫しノーポイントに終わった結果、ソルベルグが4位、オジエが139ポイントで5位に後退している。エバンスとパヤリの差は30ポイント、パヤリと勝田の差は11ポイントと、残り5戦のタイトル争いはトヨタ勢内でのし烈な争いが続く見込みだ。

 トヨタの4選手がランキング上位4位を独占するなか、WRC第10戦ラリー・フィンランド後の各選手権ランキングは以下のとおりだ。

■2026年WRCドライバー選手権ランキング(第10戦終了時点)

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