8月2日(日)、フィンランドのユヴァスキュラで2026年WRC世界ラリー選手権第10戦『ラリー・フィンランド』の最終日が行われ、TGR-WRT2のサミ・パヤリ/マルコ・サルミネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合優勝を果たした。前戦ラリー・エストニアに続く2連勝であり、フィンランド人ドライバーによるWRC通算200勝という歴史的な金字塔も同時に打ち立てた。TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)のオリバー・ソルベルグが総合2位、エルフィン・エバンスが総合3位に続き、前戦に引き続きトヨタが1-2-3フィニッシュを達成した。
今大会はドラマの連続だった。デイ3ではエバンスがクラッシュを喫し、33号車は地面に3回転するほどの大きなダメージを負った。しかし、メカニックたちが奇跡ともいえる30分間の修復作業でクルマを完全に蘇らせ、エバンスをペナルティなしでラリーに送り返した。最終日のパワーステージでエバンスがソルベルグと全く同じタイムを記録し、1000分の1秒の差で最速タイムを獲得したことも、この修復なしには起こり得なかった結果だ。一方、セバスチャン・オジエはデイ3中盤のコースオフでリタイアとなったが、大きな怪我はなく最終日朝には病院を退院し帰宅の途についた。
前戦エストニアから2戦連続でポディウムを独占したこの結果を受け、トヨタの自動車の会長でありTGR-WRTの会長も務める豊田章男氏がコメントを発表した。33号車メカニックの神業とも言える修復、そして地元フィンランドで2連勝を成し遂げたパヤリへの祝福を綴ったラリー・フィンランド後コメントの全文は以下のとおりだ。
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サミ、マルコ、2連勝そして母国での優勝おめでとう!
ユヴァスキュラの表彰台に6人で乗ってくれたことも本当に素晴らしいことだと思います。地元ファンの皆さまに何よりのお礼ができました。
これは33号車のメカたちの力がなかったら実現していなかったことです。彼らは地面に3回転もしてボロボロになったクルマを、たった30分で蘇らせ、何のペナルティもなくエルフィンたちを勝負の道に戻してくれました。
こうしたメカの活躍はWRCでは良く聞く話ですが、交換したパーツが「前後バンパー、サイドパネル、ボンネット、リアゲート、左ヘッドライト、右ドア」と聞くと、彼らの技が本当にすごいものだと感心します。メカのみんな、ありがとうございました。
チームのみんなをまとめ、ドライバーたちに的確なアドバイスを送り続けてくれたユハにも感謝します。今回は、ラリー後に家で家族と過ごせるメンバーも多いと思います。次戦パラグアイまで1ヶ月ないですが、後半戦に向けて、少しでも夏休みを楽しんでください。
オリバーもしっかり体を休めて今季2勝目に向けた万全の準備を頼みます。2戦連続のワンツーフィニッシュをありがとう。
追伸
ヤリ-マティもRally2優勝おめでとう!新しいカラーリングは気に入った?最初は私からの提案を少し嫌がっていたけど…笑



