ここまでクリストファーソンは、ポルシェ・カレラカップ・スカンジナビアを皮切りに、TCRスカンジナビアことSTCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権やイタリアのスーパースターズ・インターナショナルシリーズなど、ツーリングカーで数々のタイトルも獲得。
WTCR世界ツーリングカー・カップも経験した多彩な男は、現在キャリアの過程で次なるフェイズを迎えており、元オーストラリア・ラリー選手権王者のモリー・テイラーとタッグを組み、ニコ・ ロズベルグ率いるロズベルグ・Xレーシング(RXR)のエースとして、電動ワンメイクSUVによるオフロード選手権『Extreme E(エクストリームE)』でランキング首位に立っている。
「もちろん現役のWorldRXチャンピオンとして新シーズンに臨むとき、その目標は再び勝利を挙げてタイトル防衛を果たすことだが、それが簡単な作業でないことはよく理解している。僕自身、その苦しさを2度も経験したし、今季も王座獲得のために必要な仕事はなんでもするつもりさ」とクリストファーソン。
「ラリークロスがラリークロスである限り、そこにはいつだって熾烈なコンペティションとアクション満載の勝負が存在する。僕らは一生懸命戦わなければならないし、その準備もできている。新しいクルマで最初のイベントに行き、どんな位置で戦えるのか今から本当に楽しみだよ」
一方、2016年のWorldRXドライバーズチャンピオンであり、EKS JCの共同オーナーを務めるエクストロームも、自身最大のライバル起用について「彼に勝てないなら、彼に加わってもらえばいいんだ! とてもシンプルな方法だよね(笑)」とジョークを混えながらも、強い期待感を示した。
「僕はこのWorldRXで、ヨハンと多くの素晴らしい戦いを繰り広げてきた。その勝負を見守った人なら誰もが、ヨハンこそ特別なスキルセットを持っていることに同意できるはずだ」と最大級の賛辞を送ったエクストローム。
「チームとドライバーの両方のタイトル獲得を目指すEKS JCにとって、フィールドの残りもう1台のマシンを託すドライバーとして、これほど最適な人選はないだろうね!」