競技2日目のデイリタイアからラリーに復帰し、デイ3終了時点で総合7位につけていたロバンペラは、その後安定した走りを続け、SS15で総合6番手にポジションアップ。迎えた最終のパワーステージでは2番手タイムを記録し、ボーナスの4ポイントを獲得してみせた。
 
 また、デイ3終了時点で総合12番手につけていたエバンスも総合10位に順位をあげてフィニッシュを果たした。彼もまたパワーステージで3番手タイムを記録し、ボーナスポイントの3ポイントを加算。ドライバー選手権2位の座を堅守した。

 トヨタチームは、オジエとロバンペラ、そしてエバンスが獲得したポイントにより、マニュファクチャラー選手権首位を守り、ランキング2位につけるヒュンダイに対するリードを59ポイントに拡げている。

 TOYOTA GAZOO Racing WRTのチーム代表を務めるヤリ-マティ・ラトバラは、「素晴らしい週末を戦い、その最後に特別な日を迎えることができた」とサファリ・ラリーを総括した。

「金曜日から厳しい戦いが続いてきたが、約20年ぶりのWRC開催となるこのクラシックラリーで、ワン・ツー・フィニッシュを飾ることができた。この勝利は、我々が耐久性と一貫性を備えていたからこそ得られたものであり、決してあきらめない姿勢とチームの献身にも支えられた」

「問題を抱えたときでもセブ(セバスチャン・オジエ)は冷静だったし、チャンスが訪れるとすかさずアタックして勝利を引き寄せた」

「また、(勝田)貴元が初めて表彰台に上ったことも大変うれしく思う。彼の成長は驚くべきもので、今回の結果を得るにふさわしいと思う」

 東アフリカの地で今季5勝目を記録したトヨタが迎える次戦第7戦は7月15~18日に、エストニアで行われる『ラリー・エストニア』だ。昨年、WRCイベントとして初開催されたこのラリーは全体的にハイスピードで『ラリー・フィンランド』と似たキャラクターを持つが、独特のテクニカルなセクションも多くあるチャレンジングな1戦だ。

今季4勝目を挙げたセバスチャン・オジエと、自身初表彰台を獲得し勝田貴元によって、トヨタは今季4度目のワン・ツー・フィニッシュを飾った
今季4勝目を挙げたセバスチャン・オジエと、自身初表彰台を獲得し勝田貴元によって、トヨタは今季4度目のワン・ツー・フィニッシュを飾った
TOYOTA GAZOO Racing WRTのヤリ-マティ・ラトバラ代表
TOYOTA GAZOO Racing WRTのヤリ-マティ・ラトバラ代表
エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC) 2021年WRC第6戦ケニア
エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC) 2021年WRC第6戦ケニア
カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC) 2021年WRC第6戦ケニア
カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC) 2021年WRC第6戦ケニア

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