第7戦ラリー・ハンガリーでアンドレアス・ミケルセン(シュコダ・ファビア・ラリー2エボ/トクスポーツWRT)が初のシリーズチャンピオンに輝き、すでに2021年のタイトル争いが決着したERCヨーロッパ・ラリー選手権は、11月19~20日に最終戦となるラリー・イソラス・カナリアスが開催された。
カナリア諸島の中心部でもあるグラン・カナリア島を舞台に繰り広げられるこの名物イベントでは、前戦を「資金問題のために欠場することを余儀なくされ」ていた、2冠王者の“ロシアン・ロケット”ことアレクセイ・ルカヤナク(シトロエンC3ラリー2/サンテロック・ジュニア・チーム)が全17SS中16ステージを制覇する愛称どおりのスピードを見せ、有終のシーズンフィナーレを飾っている。