いよいよ11月4日に迫ってきた、WEC世界耐久選手権最終戦バーレーン8時間レース。トップカテゴリーのドライバーズタイトル争いは、トヨタGAZOO Racingの7号車陣営がチームメイトの8号車を追いかける展開となっており、この2台がタイトルに近い位置にいることは間違いない。
だが、忘れてはならないのが、ランキング3位と4位につける2台のフェラーリ499P陣営だ。今年、シリーズにデビューした彼らだが、100周年記念大会となったル・マン24時間では51号車が優勝を飾っており、(ややトヨタからポイント差は離れているものの)ル・マン・ウイナーとして最後までシリーズ争いを面白くしてくれることを期待したいところ。
さて、このフェラーリのハイパーカーチーム、そのチーム名称『フェラーリAFコルセ』からも分かるように、実際には現場オペレーションをAFコルセが担当している。AFコルセと言えば長らくGTEクラスに参戦しており、富士のレースでは初年度からずっと日本人サポートメカニックをチームに招き、和気あいあいと仕事をしてきた「日本LOVE」のクルーたちだ。