レース中盤のスティントを担当した一貴は「最初のスティントでは、さまざまなアクシデントが起こり、セーフティカーが入ったことでリードを失い、なかなか厳しい状況でした」と自らの置かれた状況を説明。

「前半はミスをしてしまう場面もありましたが、慌てずに、そこから自分のリズムを取り戻すことができました。3スティント目はタイヤの摩耗もあって辛い状況でしたが、何とか自分がすべき仕事はできたかと思います」

「今後も今回のようなレースが続くと思いますので、しっかりと準備に取り組みたいと思います。何はともあれ、素晴らしいシーズンのスタートとなりました」

 一方、予選後のペナルティにより厳しい出だしとなるなかで、見事に2位表彰台を獲得した7号車トヨタの可夢偉はレース後、次のように語った。

「上位争いに復帰するのには本当に苦労しました。予選後の裁定の後、ここまで戻るまでにチームの全員が本当に頑張ったと思います。今日の僕らクルマはとても速かったですし、それはル・マン24時間レースへ向けては良い仕上がりにつながると思います」

「もちろん勝ちたかったので2位という結果は残念ですが、チームにとっては良いスタートになりました。明日からル・マンへ向けた準備が始まります」

 また、チームメイトのロペスも「最後尾からのスタートはとても厳しかったが、(皆が全力で戦った結果)最後には勝利を争えるところまで復帰できた。7号車のポテンシャルは示せたと思う」とコメント。スタートとアンカーを担当したコンウェイは「可夢偉とホセ(-マリア・ロペス)は今日も素晴らしい働きをしてくれた。勝てなかったのは残念だけど、ワン・ツー・フィニッシュはチームにとって完璧な結果だ」と語っている。

 TOYOTA GAZOO Racingの村田久武チーム代表は、チームにとって最高とも言える結果に「とても満足しています。昨日の予選でのミスを挽回するためにチーム全員が頑張りました。皆の必死の努力を本当に誇りに思います」と総括。

「新しいシーズンスタートに際し、素晴らしい結果になりましたが、最大の目標であるル・マン優勝に対しては、ほんの小さな成果でしかありません。ライバル勢も同じかもしれませんが、我々にも改善、改良すべき部分が多く見つかりました。ル・マンでの厳しい戦いに向けて明日からまた全力を尽くします」と悲願達成に向け、さらなる前進を続ける姿勢を示した。

総合2位を獲得したホセ-マリア・ロペス(左)とマイク・コンウェイ(左から2番目)
ワン・ツー・フィニッシュを飾った2台のトヨタTS050ハイブリッド
2台のトヨタTS050ハイブリッドは、スパ恒例の花火によるフィニッシュ演出のなかチェッカーフラッグを受けた。

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