メルセデス・モータースポーツのトップであるトト・ウォルフは、チームがニコ・ロズベルグの肩を持ち、現F1タイトル保持者のルイス・ハミルトンを妨害していると批判する「陰謀論」は、馬鹿げていると一蹴した。

 ロズベルグは2016年シーズンをスムーズな形でスタートし、開幕以来4戦を全勝。ここのところ苦戦を強いられているハミルトンに対し、43ポイントものリードを築き上げた。ハミルトンは中国GPに引き続きロシアGPでも予選でMGU-Hのトラブルに見舞われ、ソチでの決勝レースでは水圧の問題が発生して2位に終わった。

 ソーシャルメディアで囁かれている「メルセデスはハミルトンを妨害し、ロズベルグに2016年タイトルのフリーパスを与えようとしている」といった疑念に、真っ向から向き合う必要があるとウォルフは言う。

「我々のチームの一員で、2度もチャンピオンを獲得しているドライバーを、我々自身が傷つけようとしているなどと語る馬鹿げた話は無視したい。ルイスは我々を落胆させていないし、我々も失望していない。これは機械による競技であり、こういうことは起こるものだ。競争力のあるマシンにするために、車体やエンジンの限界まで攻めている。だからこそ我々はレースに勝てている。だが、ギリギリまで攻めると限界を超えてしまうことがある。ベッドに寝転がって、胸の上にパソコンを広げて批判的なメッセージを送ってくる者たちの意見を、まじめに取りあってなどいられない」

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