更新日: 2016.04.28 19:11
ルノー「レッドブルがエンジンに困ったのは自らの選択の結果」
レッドブルは、自らF1エンジンの開発に乗り出さず、インディペンデントチームであることを選んだ結果、パワーユニットに関して「無防備な」立場に立たされることになった、とルノーのマネージング・ディレクターを務めるシリル・アビテブールが語った。
レッドブルは、V6ハイブリッドエンジンの時代を迎えてから競争力の低下に苦しみ、2016年に向けてメルセデス、フェラーリ、ホンダのパワーユニットの獲得を目指したが、最終的には昨年までのエンジンサプライヤーであるルノーとの再契約という形に落ち着いた。
先月、レッドブルのモータースポーツアドバイザー、ヘルムート・マルコは、彼らが自社製エンジンの開発を実際に検討はしたものの、そのプロジェクトがあまりに複雑すぎるため断念したことを明かしている。
アビテブールは英AUTOSPORTに対し、次のように語った。「現在の(エンジンに関する)状況は、彼ら(レッドブル)にとって大きな不満の種になっている。彼らは、自分たちがエンジンサプライヤーのパフォーマンス、あるいはパフォーマンスの欠如に対しては何もできず、脆弱で無防備であることを思い知らされたのだと思う」
「だが、彼らは自社でエンジンを製作せず、インディペンデントチームであることを選択したのだから、どうしようもない。自分たちの選択の責任を負うしかないということだ。彼らはFOMから受け取っている資金の一部を費やして、エンジンを開発することもできた。しかし、彼らはその金をシャシーの開発とドライバーの育成に注ぎ込むことに決めた」
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています