ドライバーズチャンピオンに向けてマクラーレンのランド・ノリスが有利な状況は変わらないが、ファイナルラップまで何が起きるか分からないのがレースの醍醐味。最終戦までタイトル争いがもつれ込んだことはモータースポーツファンにとっては最高にうれしいことだ。そんな最終決戦を前に、SNSからF1界の様子を紹介する。

●ミッキーの悩み

 第22戦ラスベガスGPにスペシャルゲストとして登場したミッキー。普段のパークどおり、サーキットでもドライバーたちを喜ばせようと手を振るが、会話に夢中のフェラーリドライバーふたりはこれをスルー。彼らを振り向かせられなかったことを、ミッキーは今でも自問自答しているとか。

●近づく別れ

 レッドブルとの最終レースが迫る角田裕毅に対し、チームはこれまでの5年間を振り返る動画を公開。あまりにも突然で、そしてあっという間に物語がエンディングを迎えようとしているのか。

●「まだ終わっていない」

 来季はレッドブルのテスト兼リザーブドライバー就任が発表されたあと、角田は公式Xで今後も最高のF1ドライバーを目指し続けることを表明。F1ドライバーとしての物語がこれからも続くことを強く誓った。

●節目のレース

 幾度となくF1キャリアが危ぶまれたキック・サウバーのニコ・ヒュルケンベルクは、このアブダビGPで通算250レース目を迎える。2010年のデビュー以来、一時的にシートを離れることはあっても15年間にわたってキャリアを継続。歴代F1ドライバーの中でも屈指の長さだ。

 フェラーリのシャルル・ルクレールは同チームに移籍してからこのレースが150戦目。F1キャリア2年目からステアリングを託されているルクレールは、フェラーリドライバー歴代3番目の参戦レース数と在籍期間を誇る。1位は皇帝ミハエル・シューマッハの179戦、11シーズンで、どこまで記録を伸ばせるか注目が集まる。

●古豪復活へ

 ウイリアムズは今季のチームランキングを5位で確定させた。これは2017年以来最高位だ。2019年以降は長いトンネルに入ったが着実に体力をつけてきた努力が実り、さらに上昇請負人カルロス・サインツの加入も大きな影響をもたらしており、新規則となる来季の飛躍がますます楽しみになる。

●TGRハース誕生

 ハースは2026年シーズンからタイトルスポンサーをTOYOTA GAZOO Racingが務めることを発表、F1界にトヨタの名前が戻ってきた。人材開発がこれまで以上に進められる方針で、日本人エンジニアのみならず、どんなドライバーが今後ステアリングを握るのかにも注目が集まる。

●7勝対決

 ドライバーズタイトルを争う3名は今季そろって7勝をマーク。仮にランド・ノリスが勝利せず王座を決めた場合、最多勝のドライバー以外の戴冠は2016年のニコ・ロズベルグ以来で、当時はロズベルグ9勝、ルイス・ハミルトン10勝だった。

●ルクレールの見分け方

 FP1ではフェラーリからルクレール兄弟が出走。各チームの識別方法がユニークで、レッドブルは弟アーサーを「ルクレール・ジュニア」と表現。

 一方でキック・ザウバーは兄シャルルを「ビッグ・ルクレール」と伝える。どちらも直感的に理解させようというエンジニアの創意工夫が垣間見れた瞬間だった。

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