F1は、2025年シーズンからフリー走行1回目における新人ドライバーの起用義務を倍増した。スポーティングレギュレーションによって、いずれのチームも1台につきシーズン中2回、グランプリ出走経験が2戦以下のドライバーにフリー走行1回目(FP1)のシートを与えることを義務付けている。
とはいえ、最近は市街地コースが増え、新人にステアリングを託すことは簡単ではない。スプリント・フォーマットの週末はフリー走行が1回しかないことや、今シーズンは中団グループの争いが厳しかったこともあり、なかなかフリー走行に新人を起用するのが難しかった。そのため、レギュレーションで定められている新人ドライバーの起用がシーズン終盤に固まった。
