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F1 ニュース

投稿日: 2016.05.21 13:16
更新日: 2016.05.21 13:38

「ホンダ復帰後初Q3は見事。しかし次の一歩が欲しかった」:英誌全ドライバー採点スペインGP編

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F1 | 「ホンダ復帰後初Q3は見事。しかし次の一歩が欲しかった」:英誌全ドライバー採点スペインGP編

■スペインGP 満点はフェルスタッペンとサインツの元トロロッソコンビ

 今回満点10点と評価されたのは、レッドブル・レーシングに移籍した初レースで史上最年少の初優勝を挙げたマックス・フェルスタッペンと、姉妹チーム トロロッソのカルロス・サインツJr。

 フェルスタッペンは4番グリッドから優勝を飾った。
「初めてのマシンにあっという間に適応し、Q3の最後のアタックまでは予選でずっとチームメイトのダニエル・リカルドを上回るタイムを出していた。リカルドから0.4秒差の4番手というのは、移籍後初予選としてはいい結果である」」と寸評には記されている。

「メルセデスの同士討ちとリカルドの戦略失敗によって、勝利がフェルスタッペンに転がり込んできたのは確かだ。しかしとてつもないプレッシャーの下でそれをきちんとものにした走りは非常に素晴らしかった」

2016年第5戦スペインGP マックス・フェルスタッペンの初優勝を祝うレッドブルとダニエル・リカルド
2016年第5戦スペインGP マックス・フェルスタッペンの初優勝を祝うレッドブルとダニエル・リカルド

 サインツJr.は8番グリッドから6位入賞を成し遂げた。
「サインツにとって、F1デビュー以来、最も完成された週末だった。トロロッソに可能なベストのグリッドをつかみ、決勝ではオープニングラップを非常にうまく走り、短い間ながらフェラーリ勢と戦った」

「ピットストップでウイリアムズのバルテリ・ボッタスに前に出られてしまったが、それは避けがたい展開だった。その後、果敢にプッシュし、自己最高位を獲得した。これ以上は望めない、最大限の結果を出したといえる」

2016年F1第5戦スペインGP カルロス・サインツJr. 決勝6位
2016年F1第5戦スペインGP カルロス・サインツJr. 決勝6位

■ペレスとエリクソンが大健闘

 9点の評価点を得たのはフォース・インディアのセルジオ・ペレスとザウバーのマーカス・エリクソンだった。

 ペレスは9番グリッドから7位フィニッシュを成し遂げた。
「今回もまたチームメイトのニコ・ヒュルケンベルグを予選で破った。決勝ではサインツとボッタスを懸命に追いかけたが、VJM09にはこれ以上の結果を出す力はなかった。非常に長い最終スティントを走りながら、タイヤをうまく持たせ、背後から迫りくるフェリペ・マッサからうまくポジションを守った」

 エリクソンは19番グリッドからスタートし、12番手でフィニッシュした。
「予選でチームメイトのフェリペ・ナッセに0.377秒の大差をつけた。彼のF1キャリアの中でベストの予選のひとつといっていいだろう」
「決勝も素晴らしく、1周目でいくつかポジションを落としたものの、アグレッシブな戦略でそれ以上に順位を上げた。2台のルノーを破ったのは見事な結果だ」

※次ページ以降の内容
■マクラーレン・ホンダ:現体制初のQ3は達成したが……
■同士討ちのハミルトンとロズベルグ、どちらが悪い?
■スペインGP 全ドライバーへの評価点


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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