――ここはパワーサーキットではないですが、シンガポールならではのパワーユニットに対する負荷はありますか?
田辺TD:そうですね。全21戦の中では、最もコーナー数の多い部類ですし、そうするとシフトチェンジの際のパワーユニットの使い方において、違った意味での高い負荷がかかります。ただ一般的には、スパ(・フランコルシャン)、モンツァに比べれば楽です。

――これまで何度か出て来たスロットルラグの問題は、立ち上がりでパンと踏んだ時に出やすい印象です。シンガポールのような直角コーナーの連続したコースは、それが再発する恐れはないですか。
田辺TD:それは、ありえます。(スロットルラグ問題が)出やすいコースではあると思います。もちろんいろいろ手を打っていますし、それで初日を走って状況を見て、手直しをして行く感じですね。

 結局のところ、ドライバーがほしいと思ってる部分、あるいはドライバーがどれだけ満足してるか、逆にどれだけど不満なのかは、データには出ないわけです。そこはドライバーから、直接話を聞くしかない。なのでドライバーの技術フィードバックは、重要なんですね。

――スタートに関してはどうでしょう。イタリアでは、スムーズでしたが。
田辺TD:スタートに関しては車体側とも密接に関わっていることでもあり、両者でいろんな領域をひとつひとつ詰めて行く作業を続けてきました。モンツァでまあまあうまく行ったのは、その連携の成果が出たと言っていいと思います。

――コース特性もコンディションも違うシンガポールでは、また初日から確認作業をやり直すわけですね。
田辺TD:そういうことです。

2019年F1第15戦シンガポールGP マックス・フェルスタッペン、アレクサンダー・アルボン
2019年F1第15戦シンガポールGP マックス・フェルスタッペン、アレクサンダー・アルボン

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