後続とのギャップが広がらないため上位勢もピットインが出来ず膠着状態に陥る中、19周目にベッテルとフェルスタッペンがピットイン。20周目には首位のルクレールもピットイン。ベッテルの後ろでコースに戻り、ベッテルがアンダーカットを成功させたかたちになった。これに対してボッタスは22周目にピットインするが、ハミルトンはステイアウトして第1スティントをさらに引っ張る作戦に出た。

2019年F1第15戦シンガポールGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2019年F1第15戦シンガポールGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)

 メルセデスAMGはボッタスにペースを抑えさせ、26周目まで引っ張ってピットインしたハミルトンがボッタスの直前に戻る。これで実質的な順位は首位ベッテル、2番手ルクレール、3番手フェルスタッペン、4番手ハミルトン、5番手ボッタス、6番手アルボンとなるが、ハミルトンだけはタイヤが6〜7周フレッシュなアドバンテージを持つかたちとなった。

 スタートからミディアムのまま走りつづけて上位にいたジョビナッツィは、タイヤがタレてきたところにリカルドとターン7で接触し、34周目にピットイン。

 その直後、ターン8の出口でロマン・グロージャン(ハース)に押されたラッセルがウォールにクラッシュして今季初のリタイア。これでセーフティカー導入となり、レース序盤にピットインしてハードを最後まで保たせるのは厳しかったヒュルケンベルグとクビアトがピットイン、それぞれ新品のミディアムとソフトに履き替える。

 レースは41周目に再開。ベッテルには「スペースを残してリスクを冒さないように」と指示が出ていたが、後続を大きく引き離して首位をキープ。ガスリーはターン7でストロールをパスして11番手に浮上し、ストロールは左フロントタイヤをパンクさせてピットインを余儀なくされた。

 43周目、ペレスがターン14手前のバックストレート上にマシンを止めてリタイアとなってしまう。これで再びコース上にはセーフティカーが導入された。

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