スズキのスペイン法人であるスズキ・モーター・イベリカのモータースポーツ部門は、現行のZC33S型『スイフト』に最新のラリー2キットを組み込んだ新たなモデル『Swift R4lly S(スイフト・ラリーS)』で、2021年のERCヨーロッパ・ラリー選手権、ERC2クラスに参戦することを発表。旧R5の下位規定に準拠する4WD車両を、経験豊富なファン・ビニェスと新進気鋭のハビエル・パルドに託し、初のヨーロッパ選手権挑戦を決断した。
このラリー2キットの規定は、FIAが提唱する新たな車両区分に基づき、2輪駆動となるR2、R3規定車両と、共通パーツを使用する4WD車両のR5規定モデル(現ラリー2)との間を埋める存在として誕生した。