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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.12.17 17:48
更新日: 2021.12.17 17:49

2022年ERC暫定カレンダーは最終戦未定の全8戦を計画。最終SSに『パワーステージ』を初導入

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ラリー/WRC | 2022年ERC暫定カレンダーは最終戦未定の全8戦を計画。最終SSに『パワーステージ』を初導入

「新しいラリーと長年の人気ラウンドを組み合わせた、多様なフィクスチャーリストが必要なことは周知の事実だが、現実的に我々が将来のカレンダーを検討するのには時間が必要だ」

 そのシーベルは、ERCをWRCプロモーターのポートフォリオに追加することで、双方のシリーズを「近づける機会が得られた」とも述べている。

「それ自体が重要なチャンピオンシップであるだけでなく、ERCはWRCに向けたタレントファインダー(才能発掘の場)だと考えている。双方のシリーズがまるで手と手袋のようにフィットすることを望んでおり、コンペティターが一方から他方へと進むための道を簡素化したいと思っているんだ」

 その一環として、ERCは2022年の各イベント最終ステージにWRCスタイルの“ライブTVパワーステージ”を設け、ボーナスポイントを付与するWRCを模倣したフォーマットを採用する。

 最終スペシャルステージで最速を記録した5名のERC1カテゴリー登録ドライバーは、5-4-3-2-1スケールで追加ポイントを獲得することとなり、シーズンを通して最大40の追加ポイントを得ることが可能になる。そのため、ここで獲得した重要な10分の1秒は、ドライバーのタイトル争いを大幅に後押しする可能性が出てくる。

 このパワーステージはWRC同様に『WRC+ All Live』(http://wrcplus.com/)のWRC+ストリーミングプラットフォームを通じて視聴可能となり、ファンはいつでも、どこでも、好きな方法で、ヨーロッパの主要シリーズの最先端のドラマも楽しむことが可能となった。

バウム・チェコ・ラリー・ズリンはシーズン終盤の第7戦に。盟主ヤン・コペツキーの連勝記録も掛かる
グラベル4戦、ターマック3戦、そして未知なる最終戦を含む全8戦のスケジュールが公開された

■ERCヨーロッパ・ラリー選手権 2022年暫定カレンダー

Round Date Event
Rd.1 3月12~13日 ラリー・セーラ・デ・ファフェ・フェルゲイラス(ポルトガル/グラベル)
Rd.2 3月26~27日 アゾレス・ラリー(ポルトガル/グラベル)
Rd.3 5月13~14日 ラリー・イソラズ・カナリアス(スペイン領カナリア諸島/ターマック)
Rd.4 6月11~12日 ラリー・ポーランド(ポーランド/グラベル)
Rd.5 7月2~3日 ラリー・ラトビア(ラトビア/グラベル)
Rd.6 7月23日~24日 ラリー・デ・ローマ・キャピタル(イタリア/ターマック)
Rd.7 8月27~28日 バウム・チェコ・ラリー・ズリン(チェコ共和国/ターマック)
Rd.8 TBC TBC

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