さらに、クラス3番手につけていた11号車ランボルギーニにも悲劇が。ボルトロッティ駆る11号車はヘビーウエットのなかで迎えたリスタートで、GTル・マン(GTLM)クラスのトップを争う2台のマシンと接触しパンクに見舞われてしまう。

 これによりタイヤ交換を余儀なくされた11号車ランボルギーニはクラス11番手までポジションにポジションを落とすことになったが、その後相次いだセーフティカーランを巧みに使いポジションを回復。

 最後はトップに立った時点で今レース2度目の赤旗提示、レース残り時間11分となったタイミングでレース終了が宣言されたことからGRTグラッサー・レーシング・チーム、11号車ランボルギーニのデイトナ24時間レース2連覇が決定した。

 復活に次ぐ復活によって手にした奇跡的な勝利にランボルギーニのステファノ・ドメニカリCEOは次のようなコメントを寄せている。

「これはランボルギーニにとって歴史的な勝利といえるものだ。ランボルギーニで日々ベストを尽くす人々の努力が報われた」

「2018年の優勝も素晴らしいものだったが、今年の記録はモータースポーツの歴史に残るものになるだろう」

 なお、この他のランボルギーニ・ウラカンGT3エボ勢は、今季アウディR8 LMSからスイッチしたマグナス・レーシングの44号車ランボルギーニがクラス11位、プレシジョン・パフォーマンス・モータースポーツの47号車ランボルギーニはクラッチトラブルに見舞われたことでクラス20位でレースを終えている。

GRTグラッサー・レーシング・チームの11号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ
GRTグラッサー・レーシング・チームの11号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ
GRTグラッサー・レーシング・チームの11号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ
GRTグラッサー・レーシング・チームの11号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ

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