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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2019.10.07 12:32
更新日: 2019.10.07 12:58

WEC富士:トヨタ、TS050最後の母国戦でワン・ツー。ハートレー「このチームでの初勝利を飾れて最高の気分」

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ル・マン/WEC | WEC富士:トヨタ、TS050最後の母国戦でワン・ツー。ハートレー「このチームでの初勝利を飾れて最高の気分」

「母国レースである富士でワン・ツー勝利を飾ることができ、チーム全員がとても喜んでいます。チームにとって、富士は非常に大切なレースなのでワン・ツーでの勝利は大きな目標でした」と語るのはTOYOTA GAZOO Racing WECチームを率いる村田久武代表。

「これを成し遂げたチーム、富士スピードウェイに駆けつけてくれた多くの熱心なファンの皆さまのサポートに感謝します。TS050ハイブリッドにとっての最後の富士レースを楽しんで頂けたと思います」

「次の上海はさらに厳しいサクセス・ハンディキャップが課せられることになりますが、新たな挑戦を楽しみにしています」

 母国凱旋レースで4度目の勝利を掴んだ一貴は「母国ファンの皆さまが見守るなか、ここ富士でまた勝てて最高です」とコメント。

「TS050ハイブリッドにとって最後の日本でのレースでワン・ツー・フィニッシュを果たせたというのは大きいです。TS050ハイブリッドとは多くの感動的な経験を積み重ねてきました。古くからの友人に、母国で最後の勝利をプレゼントできたような気持ちです」

「路面コンディションが二転三転する難しいレースでしたが、終始ペースを保ち、インターミディエイトタイヤでも速さを示せました。首位でレースをコントロールし、周回遅れの処理も上手くいき、本当に満足のいくレースでした

 チームメイトのブエミは「決して楽ではなかったが、難コンディション下でコントロールしながらクリーンにレースを戦えた」とレースを振り返り、ハートレーは「TOYOTA GAZOO Racingでの初めての勝利を飾ることができ、本当に最高の気分だ。特にそれがチームの母国であれば尚更だよ」と語っている。

「我々の8号車はとてもクリーンにレースを戦い、一貴はインターミディエイトタイヤで素晴らしい走りを見せてくれた。今回は僕たちが7号車に対してサクセス・ハンディキャップでの優位性を持っていたのでこのような結果となったが、上海では同じハンディキャップとなるので、また僅差のレースになると思う」

 2位表彰台を獲得した7号車の可夢偉は、この結果が最良の結果であるとし、「チームとして達成したかったワン・ツー・フィニッシュに満足しています」と語った。

「レース中はプッシュし続け、諦めずに走り切りできる限りのことをした結果は納得のいくレースだったので、チームとしてうれしく思います。レースが終わった今は、次戦上海での、僅差が予想される戦いが待ち遠しいです」

 可夢偉と同様に、コンウェイも「レース中は終始8号車を追いかける形となり、できることはそれだけだったが、チームとしてワン・ツー・フィニッシュが目標だったので、達成できて満足だ」とコメント。

 ふたりと7号車をシェアするロペスは「課せられたサクセス・ハンディキャップからすると、レースのペースはとても速かった。ミスなく、また、車両性能を最大限に生かし、やるべきことをやり遂げた」と語り、「TS050ハイブリッドでの日本で最後のレースが目標どおりの結果となり、うれしく、また格別な思いだ」と続けた。

8号車のブレンドン・ハートレー(左)と中嶋一貴(右)
8号車のブレンドン・ハートレー(左)と中嶋一貴(右)
開幕戦シルバーストンでは降雨じの判断を誤ったトヨタ。富士では適切なタイヤ選択を行い勝利につなげた。
開幕戦シルバーストンでは降雨じの判断を誤ったトヨタ。富士では適切なタイヤ選択を行い勝利につなげた。
2位表彰台を獲得した7号車トヨタTS050ハイブリッド
2位表彰台を獲得した7号車トヨタTS050ハイブリッド
6時間レースのトップチェッカーを受ける8号車トヨタTS050ハイブリッド
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