WEC世界耐久選手権の新しい時代が2021年からスタートする。その幕開けは5月1日の今季第1戦スパ・フランコルシャン6時間レースだ。このレースで“ハイパーカー”時代を戦う新車『トヨタGR010ハイブリッド』をデビューさせるTOYOTA GAZOO Racingは、ディフェンディングチャンピオンとしてシリーズの王者防衛とル・マン4連覇、そして開幕戦でのデビューウインに挑戦する。
グループC、それに続くLMPの後継カテゴリーとして誕生し昨シーズンまでスポーツカーレースの頂点に君臨し続けたLMP1に代わり、今シーズンのWECはル・マン・ハイパーカー(LMH)という新規定の下にハイパーカークラスが設けられ、新たな時代を迎えることになった。