WTRのレギュラードライバーであるアルバカーキは、自身もチームのメンバーもMSRから謝罪を受けていないと付け加え、今週末のモービル1セブリング12時間レースに向けてさらなる緊張感を高めている。

「僕にとっては、この状況に満足していないのは、謝罪がないことだ」とアルバカーキはSportscar365に語った。

「僕たちはある意味でチームメイトであり、お互いに前に出るために一生懸命戦っている」

「でも、メイヤー・シャンク・レーシングの誰からも謝罪されていない。ゼロだ。ドライバーからも、チームオーナーからも、ウェイン・テイラー・レーシングの誰ひとりして僕たちに謝罪はなかった」

「彼らからはメーカーにだけ『申し訳ない』という短いツイートがあった。メーカーは彼らに対して非常に怒っている。彼らはシリーズやライバル、とくにキャデラックに対しても謝罪していない」

「そして、(アキュラ陣営の)チームメイトである僕たちに対してもだ。それは敬意を欠く行為だと思う。でも、これは僕の意見だ」

コニカミノルタ・アキュラARX-06のレギュラードライバーを務めるフィリペ・アルバカーキ
コニカミノルタ・アキュラARX-06のレギュラードライバーを務めるフィリペ・アルバカーキ

「レースをしていると、時々ラインを越えてしまうことがある。僕は自分のしたことを見直す。もしも自分が間違っていてそれが満場一致であれば、僕は立ち止まって『やり過ぎた、僕が間違ったことをした』と相手に謝る」

「その良い例が、僕とリッキーとの間に起きた状況(2017年デイトナ24時間のレース最終盤に、トップを争う両名がターン1で接触し、首位を走っていたアルバカーキがスピンを喫した件)だ。彼は僕らが経験した事件について謝らなかった。彼はただ僕のところにやってきて彼の意見を説明したんだ。そして僕たちは離れた。その時点で僕たちはすべてクリアだった」

「しかし、このようなことが起こらない人格の欠如、誠実さの欠如、そしてあらゆることが原因だ。それはレースの精神を引き裂くものだよ」

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