レッドブルのメカニックのひとりは、マシンがフォーメーションラップを開始した後、グリッド上で何をしていたのだろうか? また、スタートはF1有史以来、レースの決定的な瞬間であり続けてはいるが、今日その重要性はさらに高まっている。それは何故か? ふたつの話題にまたがる『グラウンドエフェクト』の功罪について、フランス、イタリアの両紙による興味深い指摘を見てみよう。
レッドブルはサーキット・オブ・ジ・アメリカズの日曜、メカニックのひとりがマシンのスタート後にグリッドに戻ったため、罰金を科された。フランス大手『L’Équipe(レキップ)』によれば、ランド・ノリス(マクラーレン)をはじめとする一部のドライバーは、少なくとも2年前からこの方法……つまりマーカーを用いたグリッド停止位置の誘導、確認方法を採用しているという。
