中堅チームで移籍ラッシュ? 2017年「シート争いの変」

 メルセデス勢によるタイトル攻防のほかに期待したいのは、2017年ストーブリーグの動向だ。ビッグ3チームは確定済みなので、個人的に変動をイメージしてみよう。

 ウイリアムズ:バルテリ・ボッタス+ジェンソン・バトン、フォース・インディア:ニコ・ヒュルケンベルグ+パスカル・ウェーレイン、ルノー:セルジオ・ペレス+エステバン・オコン、マクラーレン:フェルナンド・アロンソ+ストフェル・バンドーン、ザウバー:フェリペ・ナッセ+エステバン・グティエレス、マノー:アレクサンダー・ロッシ+ジョーダン・キング、ハース:ロマン・グロージャン+シャルル・ルクレール。こんな移籍や新人抜擢による新ドリームチーム体制は、いかがだろうか?

チャンピオン経験者をそろえたマクラーレンだが、チームが完全復活する前にコンビ解消となってしまうのか?
チャンピオン経験者をそろえたマクラーレンだが、チームが完全復活する前にコンビ解消となってしまうのか?

ホンダの「10トークン」とマクラーレンの「2秒ストップ」

 さらに注目ポイントを順に挙げよう。新たにタッグを組んで1年半、ここまで31レースを戦ってきたマクラーレン・ホンダには、今季の残り10トークンを活用した大幅バージョンアップを期待したい。エンジン本体の開発(燃焼系)と同時に、さらなる燃費向上も待たれる。マクラーレンにはピットストップ作業の迅速化。ウイリアムズが実現したことを、彼らにも見せてほしい。常に上位で戦う状況になったとき、コンスタントに2秒強でピットを終える力は、間違いなくアロンソとバトンを鼓舞できるはずだから。

 ベルギーGP以降は、ピレリが昨年より軟らかなスペックのタイヤ投入を発表している。スパとモンツァにスーパーソフト、シンガポールにウルトラソフト、セパンと鈴鹿にソフト。タイヤ・マッチングの要素もフリー走行から注視したい。

 最後にレース・コントロールの問題になるがドライバー出身スチュワード(審査委員)について。今季は相次ぐルール変更や解釈をめぐる論議が多発しているだけに、経験と知見ある人物に公平で適切なジャッジを望む。これまで7名が務めているが、個人的には第12戦ドイツを担当されたエマーソン・フィッティパルディ氏を、もっと起用していただきたく思う。

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