2025年08月20日
プレスリリース
横浜ゴム(株)のSUV・ピックアップトラック用マッドテレーンタイヤ『GEOLANDAR M/T G003(ジオランダー・エムティー・ジーゼロゼロサン)』装着車が8月8日から16日にタイで開催されたアジア最大のクロスカントリーラリー、アジアクロスカントリーラリー2025(以下、AXCR)で総合優勝を果たしました。
GEOLANDAR M/T G003装着車は2022年、2023年にも総合優勝を果たしており、『GEOLANDAR』は揺るぎない優れた走行性能と耐久性を武器に、今回も過酷なオフロードレースでの勝利を足元から支えました。
総合優勝したのは、チーム三菱ラリーアートの112号車(ドライバー:Chayapon YOTHA選手/コ・ドライバー:Peerapong SOMBUTWONG選手)で、三菱自動車工業(株)の世界戦略車となる1トンピックアップトラックの『トライトン』で参戦しました。
LEG1、LEG2で総合2番手を維持し序盤からトップ争いを繰り広げると、3日目のLEG3でトップを奪取。その後、ライバルチームの激しいプレッシャーや自車のアクシデントに対し、冷静かつ安定した走りで最終のLEG8※までリードを死守し熾烈なバトルを制しました。なお、同チームは2022年に総合優勝しており、今回は3年ぶりの総合優勝となりました。
※LEG4、LEG6はコースがカンボジア国境沿いに近く安全性確保のため中止。
また、4位にはいすゞ・スパン・ヨコハマ・リキモリ・レーシング・チームの110号車(ドライバー:Ditsapong MANEEIN選手/コ・ドライバー:Atikij SRIMONGKHOL選手)、5位にはチーム三菱ラリーアートの105号車(ドライバー:田口勝彦選手/コドライバー:保井隆宏選手)が入り、上位5台中3台をGEOLANDAR装着車が占めました。
GEOLANDAR M/T G003はあらゆるオフロード路面で高い走行性能を発揮するとともに、優れたロングライフ性能を追求し、オフロード感を強調した逞しくアグレッシブなデザインを実現しています。GEOLANDAR M/T G003をはじめとしたGEOLANDARシリーズはAXCRをはじめ、北米やメキシコなどの著名なオフロードレースで数多くの優秀な成績を残しています。
AXCRは1996年からスタートしたダカールラリーと同格式で行われるFIA国際自動車連盟公認レース。今年はタイのパタヤをスタート/フィニッシュ地点とし、総走行距離2000km以上で競われました。穴だらけのプランテーションや狭い林道、起伏が激しい山岳路を走破するコースはサンド、ロックだけでなく、スコールによりマッドや巨大な水たまりに変化し、今年もマシンやタイヤにとって過酷なレースとなりました。
横浜ゴムは2024年度から2026年度までの中期経営計画『Yokohama Transformation 2026(YX2026)』(ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーロク)のタイヤ消費財戦略において高付加価値品比率の最大化を掲げ、グローバルフラッグシップタイヤブランド『ADVAN(アドバン)』、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド『GEOLANDAR』、『ウインタータイヤ』、そして18インチ以上のタイヤの拡販に取り組んでいます。その中で、モータースポーツ活動をADVAN、GEOLANDARのブランド価値向上の場と位置付け、トップカテゴリーからグラスルーツカテゴリーまでグローバルでの多岐にわたるモータースポーツ競技に参戦しています。
【増岡浩氏(チーム三菱ラリーアート 総監督)コメント】
「昨年のAXCRでは後半総合トップに浮上するもエンジントラブルによりリタイアしてしまい非常に悔しい思いをしましたが、今年は耐久性を向上させた『トライトン』と参戦4年目を迎えさらに強固になったチーム力で総合優勝を勝ち取ることができました。応援ありがとうございました」
「今年もチーム三菱ラリーアートのトライトン・ラリーカーは横浜ゴムの『GEOLANDAR M/T G003』を装着しAXCRに臨みました。GEOLANDAR M/T G003は、あらゆる路面を速く・安全に走破する必要のあるAXCRにおいて、高い次元で安定したパフォーマンスを提供してくれ、とくに深いマッド路面やウェット路面でとても高いパフォーマンスを発揮してくれました」
「また、とくに前半はロックの多い荒れたセクションが多くありましたがチーム三菱ラリーアートの3台はラリー全行程を通じてパンクやトラブルなく走り切ることができました。そういったGEOLANDAR M/T G003の高いパフォーマンスや堅牢性が、今回の総合優勝・チーム賞受賞という結果につながったと思っています」


