マシンの最低重量が、開幕戦と以降3戦のテーブルで各モデルの間に開きがある一方、最大出力の項目は開幕戦と同様に、全車が約15馬力の範囲に収まっている。

 ピポ・モチュール製のエンジンを搭載するグリッケンハウス007 LMHは520kW(約707ps)が許可される。これは全車の中でもっとも高い数値だ。対してもっとも低い数値はヴァンウォール・バンダーベル680の511kW(約694ps)となっている。

 セブリング後の注目すべき変更点は、フェラーリ499Pの6kW(約8ps)、トヨタGR010ハイブリッドでは約7psとなる出力減少だ。

 前シーズンの最終戦バーレーン以降、トヨタは1スティントあたり12MJのエネルギー追加を認められ、プジョーも1MJ追加された。しかし、セブリングからヨーロッパでの3戦の間にトヨタとフェラーリは9MJの削減、他社のクルマは微量の下方調整が行われる。

 ハイブリッドLMHのモーター作動速度は前年から踏襲された。具体的にはプジョー9X8が150km/hから、トヨタGR010ハイブリッドも引き続き190km/hからとなっている。新車のフェラーリ499Pもトヨタと同じく190km/h以上で四輪駆動となる。

 ハイブリッドの展開速度の違いはタイヤサイズと関連している。トヨタとフェラーリが、フロントとリヤで異なるサイズのミシュランタイヤを装着する一方、プジョーは四輪ともすべて同じサイズのものを使用している。

 水曜日に公開されたハイパーカーのBoPテーブルには、各チームが燃料補給の際に守らなければならない余分な“ドッキングタイム”を示す項目が新たに設けられた。これによるとLMHハイブリッド車は1.2秒、LMDhカーが1.0秒、LMHノンハイブリッド車については0秒が設定されている。

 なお、セブリング向けのBoPは今週末の公式プロローグテストと、来週のレースウイークの両方に適用され、ふたつのイベント間での変更は認められていない。

ポール・リカールでテストを行う2023年仕様のトヨタTS050ハイブリッド
ポール・リカールでテストを行う2023年仕様のトヨタGR010ハイブリッド
ハーツ・チーム・JOTAが2023年のWEC世界耐久選手権で走らせるカスタマー車両のポルシェ963
ハーツ・チーム・JOTAが2023年のWEC世界耐久選手権で走らせるカスタマー車両のポルシェ963

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